オランダ軍の正式撤兵 アフガニスタン

本日をして、アフガンのオランダ軍が正式に完全撤退の作業に入った。

南部ウルズガン地方に展開している１９５０名の兵士が、来月までに全員帰国する。

NATO指揮のISAF連合軍の一員として４年間の戦いだった。

今年２月、ISAFは、オランダ軍の駐留の延期を求め、これを是認するオランダ政府が国民の反発で倒れている。

これまでのオランダ兵の戦死者２４名、オランダ国民の戦費の負担額は邦貨換算約、２０００億円。

本日の正式撤退に際してオランダ政府および軍は、駐留の結果、将来アフガニスタンが誇れる具体的な成果を上げる事ができたと、声明を発した。

同時にアフガン西部および南部地方タリバンのスポークスマン　カリ　アーマデイ氏はオランダ日刊紙ヴォルクスラント紙に対し；
”オランダ政府、および国民に対し、今回の、勇気ある撤退の決断を取った事に敬意を表する。
タリバンは、外国を占領する如何なる国家とも交渉を行わない。”と語った。

ウルズガン地方は、オピウムの産地、タリバンの多い地区である。
尚、本日からオランダ軍の撤退の穴を埋めて、アメリカ、豪州、スロヴァキア、それにシンガポール（！？）軍が進駐する。
以上、AFPその他から。

アフガン戦争も一山越したか、結果はどうあれ。

バイロン